朝、小雨が降る庭を見ながら突然に聞きたくなった。
リストの「カンパネラ」と、ベートベェンの「テンペスト」の聴き比べをYouTubeでする。
辻井伸行、フジコ・ヘミング、アリスサラオットー、ニュウニュウ、ユンディ・リといった
名高いピアニストたちの演奏を聴く。微妙な違いがわかる。
ちょつとした指つかいでイメージが変わって行く。映像が追いかける、すごい早さで鍵盤を叩き、
すべて暗譜。どれだけ作曲家に近づくか、また離れて自分のものにするか、
イメージの出し方ひとつである。音楽の豊かさが感じられる。
奏するピアニストも、こんな曲をつくった音楽家もすごい。
以前は、こうして簡単に聞き比べなんて出来なかったのに、ピアニストによる音の早さ、感情の込め方が
それぞれ違うことに改めて気付き、心が動かされた。
YouTubeのお蔭で、本当に音楽ってすごいってことがわかった。
そして、昨年の五月は病床にあったが、雨に濡れていっそう青々とする若葉につつまれる初夏を眼に、
早くも一年を迎えることが出来て有り難し。眼福のひと時。耳、眼、鼻の感性全開。
微妙さにはリアリティがある。牡丹の厚ぼったい、幾重もの花弁を前にしてそう思った。
連休は友人と能登の先端や三國の海へ、久しぶりで磯の匂いを嗅いできた。

能登の牡丹園をお見せします。今年は寒くて、開花は遅れているようです。

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