新聞で、終戦の詔を読んだ。
全文を通して読んだのははじめて。
「耐え難きを耐え、忍びがたきを忍び」だけが、映画でよく出てくる
せいか、覚え易いのか、一人歩きをしているようだ。
通して読むと、安保法案が話題になっている時期に
終戦の詔を見直すことは、やはり大切なことだと思う。
しかし、文語体は難しい。耳できくと、言われていることが掴まえにくい。
ましてラジオの雑音が入れば、文言を理解した人はよく出来た人だと思う。
陸軍を慮ってか、亜細亜への侵略の解釈はやや手前味噌な文言に
なっているような気がするが、平和を実現しようという心や
戦争の継続が日本民族の滅亡でなく、人類文明の
滅亡をまねくという箇所には納得させられる。
道を誤り、世界の信用を失うようなことは、
最も戒めるところだとも書かれている。すばらしい文言だ。
平和を望む詔の御意志は、Aさんにもぜひ読んでもらいたいものだ。
宮内庁の玉音レコードの発表といい、
粋なことで、戦争を戒めているような気がしてならない。
「やられる前に備えよ」は「備えるならやろうじゃないか」と、
一体だ。世論と言うよりも、ここは世界の非難と批判の
目が見ていることを信じたいものだ。