昨夜の満月は、藤原道永の満月からちょうど一千年たっという。

「この世をば わが世とぞ思ふ 望月の 欠けたることも なしと思へば」

というのは藤原道長が祝宴で詠んだ句。

傲慢この上なしの歌だ。

そして、昨夜は丸く、明るい月だった。

同じ月とは思えない、神々しい光だった。

カーテンを開けて、月の光を部屋に入れて寝た。

白く、霜が降りたような光だ。

スマートホーンからバッハのシャコンヌを流す。

いつのまにか寝てしまった。

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