桜が散ると、水芭蕉が咲く。
緑が明るい緑色でなんとも美しい。
水芭蕉
碧、翠、緑と言った漢字があるが、
みどりの色がどう違うと、漢字も違うのかと
思ったりする。
ともあれ、家の前の木々も薄く緑に彩づき始めた。
黄色と白の山吹も小花をつけた。

陽が射すと、ピクニックに惹かれる性分がある。
藤のバケットに、パンと果物、飲み物を持って、
外で昼を食べたくなる。
以前見た、画家ルノアールの息子の
ジャン・ルノアール監督の映画「ピクニック」の一シーンを
覚えているからだろうか。
あるいは、イングマール・ベルイマン監督の「野いちご」の
シーンとか。春は気分を西洋風に、音楽を奏でてくれる。
その背景に流れる音楽はモーツアルトのピアノに決まっている。
あるいはバッハのバイオリン「シャコンヌ」か。
陽が踊り、虫の羽音が聞こえ、
パラソルをくるくる回しながら手に、
すれ違うレディが微笑んで挨拶をしていく?
…という、印象派のルノアールような色が彩り流れる、
あるいはモネか。空気さえ写し込むような絵。
そんな一日を夢想してしまうのも、春だからだろう。
昨日、友人ご夫婦と桜がまだ残る山の底で昼下がり、
のんびり語らった。
ピクニックはいい。

ピクニック1