「将軍が消えた夜」
日露戦争時の乃木将軍と騎兵将校の物語。
ステッセルから贈られたのは、ピアノだけでなくアラブ馬もあった。
寿号と名付けて、乃木は可愛がり、奉天の会戦後の満洲での日々を描いたもの。
或る月下の夜、将軍は一人で寿号で駆け去った。なぜだろうか。
暗殺されようとする乃木、犯人は清国人か、露西亜人か、それとも日本人か。
ミステリーを含みながら、物語は進む。
他に、ニコライ皇太子を救った人力俥の男、
特攻の直前で行かなくてすんだ若者などの三編。
戦争は何をもたらし、考えさせるか。

騎兵将校は金澤出身であり、野田山には露西亜兵が眠る墓もある。

将軍が消えた