知り合いのブログに書かれていました。

米朝会談の評価についてはよくわかりませんが、ロシアが書いた「悪魔は細部に宿る」というパロディに、グサッと一撃を食らいました。政治の世界でもなかなか洒落た風刺ができるものです。さて、どんな展開になるのやら。トランプのポーカーでいえば、ブラフでテーブルに着いたのは誰か。誰が金を払ってやるのかと言うところか。会談、階段、そして怪談稼働か。先が読めないが、正体はいずれ出てくるだろう。

小品を集めた作品集を読む。堀江敏幸『坂を見上げて』中央公論社。

各タイトルがいい。文書として、いわばコンセピトを含んだ、衒いがない。例えば、「文字による登山」「春の空に登る」「霞にまぜるもの」「八月の光には音がある」「影をとどめた球体」など。本文はいわゆる堀江調。読んでわかったような、わからないような文書だが、例のごとく雰囲気がある。「不思議を書く」だけで、一つの本のスタイルを作っている。何回も読みたくなる。詩集のような掌編と言って良い。春の夜に読むと、時が満ちていく。朝を忘れてしまう一冊だ。そもそも、彼に気を惹かれた最初の一冊は「雪沼とその周辺」だった。