図書館に行く途中、きれいな花が一面に咲いていました。休耕田にするためか、
肥料のかわりに植えたのか、知りませんが、
絨毯のようなストロベリーキャンドルとレンゲ草です。
花のお金は国から出ているそうです。車が止まって、写真を撮っている多くの人が
います。以前は、どこでも菜の花畑やレンゲソウ畑がよく見られたものです。
朧月夜に黄色い色を浮かばせ、見渡すかぎり幻の世界。
小学校で習った唱歌の風景はどこへ行ったのでしよう。
今も唄い続けらえているのだろうか。
そういえば、高峰秀子主演の「二十四の瞳」は
ずっと唱歌が流れていたっけ。十二人の児童が出てくるので、歌はつきものかも
知れませんが、心に日本の風景を根付かせてくれました。
国を根付かせるのは政治。人を根付かせてくれるのは小学唱歌です。
今の子どもたちにはどのような歌が残るのだろうかと、思ったりします。
歌は人を育て、時代とともに流れて行きます。
「菜の花畑に入り日薄れ、見渡す山の端…」
「蜜柑の花が咲いている、思い出の道、丘の道」
「明日、浜辺をさまよえば昔のことぞ忍ばれる」の歌がいちばんいいな。
唱歌の題名はほとんど覚えていませんが、メロディだけは口にできます。不思議ですね。
気がつけば、どの歌も水平線や地平線、フルショットの目線です。
小学唱歌は忘れていた風景を写し出す、まさに幻灯機ですね。

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5月21日の花畑