中国昔話大集「游仙枕」は奇想天外、
摩訶不思議な話を集めた本。
幽鬼、妖怪、神仙、幻術が次から次へと
出てくる「中国奇譚」本。
連休の初めは、この二冊を読む。
どちらも、昔から伝わる奇々怪界の物語だ。
その枕で寝ると、不思議な夢を見ると言う。
中国四千年の歴史は、日本の昔話とやはり少し違う。
どことなく教訓めき、恐ろしい因果応酬の展開だ。
叙情的な日本の昔話には感じられない世智があり、
子供に聞かせるものではなく、神妙な寓話で、
かつ面白さがある。生と死が奇想天外に交差する。
大陸的と言うのか、壮大な時間の流れを知る。
仙人と幽鬼が出てくるのは、それだけ人々の願いが、
この世とあの世を往復していると言うことだろうか。
豪傑が出てくる「水滸伝」や「三国志」を読むのに似ているが、
実はその裏返しの世界の表出なのだ。
龍は登るだけではなく、また下ると言うこと。
不思議な枕で寝てみたい気がするが、どうもためらいがある。
酔生夢死にはまだ遠いということだろうか。